2018/09/21 12:23
みなさん、【漆喰】はご存知ですよね?
最近はホームセンターなどでも、簡易に塗れる漆喰などが売られています。
当店、Plastartでは、その【漆喰】そのものをハンドメイドで作ることから始めています。
漆喰といえば、普通、壁に塗るものです。吸水性・吸湿性に優れ、耐火能力も高く、抗菌作用もある優秀な塗料のひとつです。
その漆喰で物作りをするというのは、そう簡単ではありません。
例えば粘土のように、工作用に存在するものではありませんから、当然ですよね(笑)
でもそこをあえて、オリジナルの漆喰アートとして漆喰置物などを作っていこう、というのがPlastartのスタンスです。
大きさとしては、大体これくらい。(わからないか)
高さは7cm程度です。
先述のとおり、【漆喰】から手作りしている。ということは、余計な添加物が入っていないということが把握できるということです。
Plastartの漆喰作りのこだわりについて、興味のある方はこのブログ記事をご覧ください。
漆喰で作るアート作品の一番の醍醐味は、漆喰にしか出せない雰囲気を作れる、ということ。
スサという、いわゆるツナギの役割を果たす繊維状の麻などがところどころに見受けられるのですが、それも天然漆喰だからこそのこと。
ツルツル、テカテカではないのが本物の漆喰を使ったユニークな作品の特徴なのです。
上の写真でもわかるように、カケやくすみなどがあります。(上の写真は尻尾の先が少しかけています。)
大事に保管してきましたが、経年により自然に生じた現象です。
Plastartでは、そのような変化を、大事な【味】と捉えています。なのであえて、直してから出品はしません。
このような味を愉しんでくれる方に、是非ともPlastartの漆喰作品を迎え入れていただきたいと願っております。
↑少し持ち上げています。
このきつね1は、本当に独特なフォルムを形成しています。特に胴体部分はくねくねっと曲がった珍しい形。
それらも、作者である私が、手のひらに乗っけて何度も何度も繰り返し、丁寧に形成してきた結果としての歪曲となります。
Plastartの全ての作品が、一点もの。それぞれが、オンリーワンの魅力を持っています。
その魅力は、置物として部屋に置いた時、ほっこりとした癒しの気分を醸し出してくれるでしょう。
ただし、先ほども書いたように、手作りであり、アンティーク感のあるものであるがゆえ、既製品には無い特徴があります。
このきつね1の場合…
鼻の部分に少しカケがあり、鼻として使われた釘がグニャっと曲がった状態で露出しています。
漆喰置物は強度がありますが、経年とともにカケたり、色に変化がでてきたりします。
それらを愉しんでいただきたいのですが、金具等には充分気をつけてください。
ちなみに、漆喰の硬度は非常に強いので、この飛び出した鼻も、ちょっとやそっとでは外れません。釘の下部分が漆喰に埋め込まれているからです。なので、その辺りはご安心ください。
でも、無理矢理ペンチで引っこ抜くのはご遠慮くださいね(涙)
きつね1が、素っ頓狂な顔になってしまう恐れがあります。
また、このきつね1は、右側からみるのと左側から見るのとでは表情が若干ちがいます。先ほどの写真と反対側から見てみると…
このような感じ。
……あまり違いがわかりませんね(笑)
でも、実際はちょっと違います。
販売ページの写真もご参考にしていただければと思います。
なお、漆喰置物の取り扱いや注意事項などにつきましては、PlastartホームページのInformationやAboutをご参考にしていただければと思います。
ご閲覧ありがとうございました。