2018/09/27 09:54
漆喰で作る置物には、漆喰独特のやわらかさ、優しさ、あたたかさがあります。
工作用の粘土などでは出せない【味】とも言えるかも知れません。
お部屋に飾るだけで、なんとなく漆喰の置物の周囲がはなやかになるように思います。
そんな漆喰置物のひとつ、その名も【うさぎ1】をご紹介したいと思います。
みなさんの周りに漆喰でできた置物はあるでしょうか?
お店で売っているのを、見た事があるでしょうか?
おそらく、滅多にない事かと思います。
なぜなら、漆喰は置物づくりには向いていないからです。
粘土なら簡単に形作ることができるけれど、漆喰となるとそうはいきません。
水分量と重力の関係から、ひとつの置物を作り上げるまでに
多大な時間と労力、そして工夫が必要となってきます。
だからこそ、そこに、価値があるのではないかと思います。
このうさぎ1の置物は、数年前に作られ、完全に乾燥された頑丈なものです。
落としたりしてもちょっとやそっとじゃ壊れない強度があります。
(ただし、耳など、細い部分は怪しいですが)
そんなうさぎ1は、経年のアンティーク感を醸し出しているかも知れません。
古道具と一緒に置くとしっくりくるかも知れません。
でも同時に、新しい家の新しい家具や窓際など、ご希望の場所に配置しても違和感は無いと思います。
どこにでも馴染むうさぎ1の魅力をどうぞご堪能ください。
目や鼻のパーツは主に真鍮などの金具を使用しています。
繊維状のものは、漆喰の中に混ぜてある[スサ]と呼ばれる、麻などから作られる
ツナギのような役割をするものです。
完全自然派、無添加の漆喰から出来ているからこそのものなのです。
漆喰といえば、壁に塗るものというのが常識。
その常識を取っ払って、置物が誕生しました。
漆喰は吸水・吸湿力がとても強いので、アロマストーン(当方ではアロマプラスター(プラスターは漆喰を意味します)と呼んでいます)
としても有効に使えますよ。長い間香りを楽しめます。ご興味があれば、このブログ記事をご覧ください。
漆喰置物の良さは、写真や文章で表現するのには限度があります。
この、うさぎ1の場合、丸っこい優しさとあたたかさと共に、経年によるくすみなどを感じるかも知れません。
でも、商品として出品させていただくのに支障は無いと判断する程度かと思います。
経年を【味】と捉えてくださる方には喜んでいただけるような、面白さもあると思います。
また、漆喰独特のザラザラ感や、手作り特有の非対称感はあります。
そのような点も、この漆喰置物を無二の存在にしてくれる理由になると感じております。
実際に手にとってみていただければ、それ以上幸せなことはありません。
漆喰置物、うさ1と、作者のJaneです。
漆喰置物に関する情報、注意点などは、Plastartのホームページの[About]をご参照ください。
また、ブログでは様々な実験や、作業風景などを掲載しています。
宜しければ立ち寄っていただければ幸いです。
ご閲覧いただき、ありがとうございました。